当時は岡崎に住んでいて、愛知県内で就職することだけではなく一人暮らしもしたくて。岡崎から出たいっていうことではないですよ。最初に受けたのが平安閣で、会社説明会の時に「(冠婚葬祭などの儀式は)究極のサービス業」っていう話を聞いて、かっこいいなって。それがきっかけで、葬儀の仕事をやってみようと思いました。サービス業のアルバイトを結構やっていて私は合っているのかなと思いつつ、当時あまり目標というか夢がなかったので、 とにかくまずは行動あるのみと思っていろんな説明会に足を運んで、ゲーム業界だったり、パチンコなどの遊戯業界などの会社に行き、どういう仕事なのか、直接話をたくさん聞いてみることもしました。
そうですね…。祖父と一緒に住んでたんですが、一緒にテレビを観ている中で赤い霊柩車シリーズとかも好きで。その印象があったんですが、新しい会館は家族葬を中心に1日1件でゆったりとお葬儀ができたり、一方で複数のお葬儀できる会館とかもあるので、最初入社した時は一気に3件できるところとか、お葬儀を3件行行ったら、お通夜が3件っていう会館があるっていうのも全然知りませんでした。
葬儀においては、細かく時間配分をしていくのが大変でした。お葬儀の時間が長引きそうな時は「今こういう状況で」というのを火葬場に直接連絡をして円滑に進めるようにするんですが、基本お葬儀は1人でやらず仲間と一緒に行うので、「今日のお客様はこういう段取りで行こうか」というのをあらかじめミーティングして式に臨むようにしています。出発が予定に対して遅れるというイレギュラーに対しては、なんとか間に合わせるためにこうしよう、とかも含めて話します。
経験が浅いと、段取り通りにはいかず遅れてしまうというのは結構あります。火葬場の兼ね合いもあるので、私も当初は先輩からよく怒られて「時間取りすぎだよ」と言われてたりしたんですけど、プロとして時間をしっかりと守りながらお葬儀の対応をしていく。お別れの時間を取るのであれば、こちらがちゃんと時間配分や段取りを良くしながら、私たちの行動をできる限り最小限にして時間を作ったり、お別れできるような空間を作るっていうのが大事かなと思います。
月に9日休みが必ずあるので、ちゃんと休んでます。ショッピングとかドライブとか、日帰りでいきなり京都に行ったりとかもしますし、休みが削られるとかも全くありません。そんなこと今まで経験したこともないです。私が入社した時期から休みが増えたんじゃないかと思います。
他のお葬儀屋さんは、葬儀に関わる全部のことを1人で完結するみたいなやり方をされているみたいですが、平安閣は分業制で、お迎えの担当者、打ち合わせの担当者、施行担当者、葬儀後に金額を改めて説明をする「サポート」という人たちなど、細かく分かれてます。
学生のうちに、いろんな人たちとコミュニケーションを取る練習というか、コミュニケーションをとることに慣れるといいかなと思います。どんな職業にも言えるんですけど、サービス関係の仕事だったら尚更ですし、普通の仕事でも上下関係はあります。先輩後輩っていう関係においても、歳が離れた人同士が接する時に、ちゃんとコミュニケーションを取れるようになるということを学生の時に慣れておくと良いと思います。友達ばかりとコミュニケーションを取るのでもいいんですけど、アルバイト先の方とか、いろんな 年齢層の方とお話しするタイミングがあれば積極的に参加するといいですよ。社会に出た時に、自然に自分から話に行けるようになれますし、そうすることで自然と周りも明るくなってくると思うので仕事に大いに役立つと思います。
人生の第1目標は管理職になることです。課長や部長がどのような仕事してるのかなと思ってやってたので 。入社する時に「10年後に館長になります」って言ったんですけど、そのもう1個上の「エリア長」の仕事をしてみたいなというのもあります。
コロナのことがあったので尚更なんですけど、自分が第1じゃなく、部下の行動とか体調面とか、一歩引いて俯瞰で見れるようになったかなというのはあります。自分ですぐばっと意見を出すんじゃなくて、常に一歩下がって自分の中でこうかなと思えるようになったので、 どんな仕事も大変なところはあるんですけど楽しいなっていうのもあります。
「楽しいけど大変」「やっぱり大変だった」って笑いながら言ってる人が上司にいるっていうのが安心に繋がると思ってます。自分もそうありたいですし、やがて皆さんにも部下ができた時、次は皆さんがそうなってたらいいなと思ってます。楽しくできそうだなと思える人なら「大変なものは大変」ってわかっているし自覚もしているし、それを嫌な子っていうのはそもそも逃げることが選択肢にあるんで、きついところに行かないと思うんです。「究極のサービス」を感じれる人たちならば、この大変さっていうのは「自分だったら大丈夫!何とかする!」と言えると思うので、楽しいことや大変なこと、失敗して辛いことや様々な経験は、どんな職業にも等しくあると思って前に進んでほしいと思います。
住まいから通える会館になると思います。私自身も、守山斎場の館長、その後尾張旭斎場とイトウホールの館長を兼任していますが、自宅から近いのでありがたいです。
【 入社年 】2014年
【 配属 】尾張旭斎場
【 担当職務 】館長
【 一日の大まかな流れ 】
9:00〜 出勤・朝礼・采配・メール確認
12:00〜 昼食
16:00〜 式場確認
17:00〜 式前ミーティング
18:00〜 通夜
19:00~ 退勤