ご遺族の皆様は悲しみの中、極限状態なので、それにちゃんと応えようとするスタッフばかりです。
「葬儀という大事な儀式を心から手伝いたい」という気持ちはすごく尊いものなので、そういう思いを大事にしてもらいながら、1人でも多くの方が仲間になって一緒に働いてもらえると嬉しいなと思います。
仕事を選ぶにあたって「こういう人間になりたい」「社会にこういう形で役に立ちたい」という思いが出てくると思います。その気持ちをぜひ大事にしてほしいです。
一番つらかった話をしてもいいのであれば、クレーム的なつらさじゃなくて悲しみに触れた中でのつらさです。若い方がお亡くなりになることが続いたことがあって…。小さい女の子の交通事故という、とてもつらい出来事もありました。それでも葬儀をやらなければと。ただ悲しいだけじゃ駄目なので。
残されたご家族の皆様に寄り添うだけが仕事ではなく、式の進行をしたりといったことを含めた全部が仕事なので、一緒になって悲しむのではなく、ご遺族の皆様が”悲しむために自分が何すべきか”というのを頭に入れて次の行動、次の行動と思いながら落ち込まずに執り行いました。
バイオリンとかチェロとか(演奏者が)1人来ますというのを一時期行っていて、お通夜でCDの音楽を流す代わりに音楽を弾いてくれるというのがありました。
お手製の釣竿を祭壇横に置いてる方がいらっしゃって、「釣竿って作れるんですか」というお話から、それが結構深いところの魚を釣るような釣竿で、深海魚って美味しいんですかみたいな、そういうお話で盛り上がったりとか、お洋服を作るのが得意でいらっしゃった方はマネキンを何体か並べて祭壇横に展示してっていう方式もありました。
高畑西斎場は、なんかいいですね。どこもそうなんですけど、ちょっと合わないかなぁという人がいたとしても、一つの葬儀を無事に終わらせるっていう一つの目的にみんなで向かっていくので、それがきっかけで最終的に仲良くなったりします。どうしても協力ありきの仕事なので、社員もパートも分け隔てなく仲良くやってる感じはありますね。私は館長になる前から高畑西にいるんですけど、こんなにフランクでいいのっていうぐらいフランクに話をさせてもらっているし、スタッフ側もフランクに私に話してもらえてるんじゃないかなと思います。
式場設営・式進行・事前相談・病院へのお迎え
【 配属年 】2012年
【 配属 】葬祭事業部
【 担当職務 】館長(高畑西斎場)
【 経験したこと 】大きい葬儀
【 身についた経験や知識 】礼儀・作法、言葉使い等
【 心に残ったエピソードなど 】亡くなった方のお話を聞いているうちに一緒に涙したことや、お客様から感謝のお手紙をいただいたことが印象に残っています。
【 一日の大まかな流れ 】
9:00〜 朝礼・式の内容の確認:朝一番の喪家様への電話
10:00〜 祭壇・棺の作成
11:00〜 お葬儀打ち合わせ
13:00〜 お葬儀担当
14:00〜 遺影写真やお花の注文書の発注
15:00〜 式場設営
16:00〜 通夜前チェック
17:00~ お通夜担当